3.教育人間科学部 平井貴美代教授

2013-02-07

2013年2月号(Part 1)

「今月のCoの花さん」では、出産・育児・介護といったライフイベントと研究活動を両立してきた諸先輩方や、研究者としてのロールモデルをご紹介するコーナーです。


◆平井貴美代教授

<専門分野>
教育学・経営学

<所属>
大学院教育学研究科 教育実践創成専攻(教育実践創成講座)教育学研究科 学校教育専攻・専門分野平井先生写真


今回は、教育実践創成専攻(教育実践創成講座)の平井先生に研究者という職業について、伺いました。
とても深く広い知識をお持ちの平井先生がしている研究っていったいどんなものなのか?!

教育学研究科の教授っていうと、「先生になりたい人の先生」、という思いっきり漠然としたイメージしか持っていなかった筆者は、ふと思いました。「先生の先生」がしている「研究」ってどんなことをどんなふうにするんだろうか?

まだまだ「研究者」という職業がわかっていない(^^;)筆者は、当支援室の室員でもある平井教授の研究室を訪ねてみることにしました。

●こんにちは~平井先生、お邪魔しまぁす!
書棚
いらっしゃい。あら、立派なカメラ持ってきましたね、本格的な取材みたい!
室内の写真撮るんですか?一応少し片づけたんですだけど、ちょっとちらかっていて恥ずかしいわ、きれいに片付いているように見えるように、上手に撮ってもらえたらありがたいんですけど。

●大丈夫、うまく撮りますよ(笑)
でもきれいにされているじゃないですか~

っていうかすごい本ですね、これ、全部読んだものですか?

いやいや、そうとは限らないんですけど。ななめ読みしているものとかもありますし。研究に必要な本って、専門書だから増刷されないことの方が多いから、見つけたときや必要なときに入手しておかないと絶版になっちゃうんですよ。これでもちゃんと分野別に整理してあって、自慢じゃないけど、どの本がどこにあるか、全部頭に入っていますよ。うん、自慢かな(笑)

マトリョーシカ・本

●ファイルもちゃんと年代別に背表紙ついてならんであります。
ところどころ、お土産や記念品など思い出の品も飾ってあります。
さて、ところで先生はいったい、どんな研究しているんですか?

戦中から占領下の教育に関する歴史を調査しているんです。
占領もんじょを探して、たくさん読んで整理して紐解いていくと、発見があったりするんです。

●も、もんじょ・・・私の日常生活では耳にしない響きですが(汗)。

みたことないですか。
それはまあ一般生活でみかけるようなものではないかもしれませんね。
(ガザガザ・・・)
ほら、これ。こういうマイクロフィッシュになった資料を国会図書館で探して、複写をしてもらったりして・・・

 ●うわぁ!これが“もんじょ(=文書)”ってものなんですね。なんか急に研究っぽい感じが出てきました!

そう?(笑)それで、これらの中から必要なページだけを印刷したのがこれで・・・これはまあごく一部にすぎないんですが。。。

●ひゃ~!これ、読むんですよね?え、英語ですよ?!この量を?!

まあそういうことですね。こんな資料のなかから情報を取り出して、かつ誰もみつけていない情報を見つけるっていうか探るっていうか、それが歴史研究ってものです。戦中戦後の教育というもののルーツというか、そういうことを紐解いていくのが、今取り組んでいる私の研究なのです。

●(実はこの資料について詳しくご説明いただいて、ひっじょ~~に楽しいお話だったんですが、研究内容に関わる極秘情報(?)も含まれるのでナイショにします)
それにしても、読むことに多くの時間を費やすお仕事なんですね?
平井先生

そうですね。まずは読むことが苦手な人には向かない仕事でしょうね。でも、読んで調べて考えて、それによってその分野のことを勉強できるってことが楽しいと思える人にとっては、本当に楽しい仕事だなあと思いますよ。勉強すること=楽しいこと=仕事なんて、それは、いい仕事ですよ。

●わかります!私も知的好奇心を刺激されることって楽しいなあと思います。大学の授業は楽しかったですもん!

ま、私は現役大学生のときにはぜんぜんそう思わなかったんですけど。

●・・・・・・え!??

とてつもなく意外なセリフを聞いて若干パニックな筆者です。
どういうことなんでしょうか?その真相は次回のお楽しみです!

平井先生のネックレス

<いつも素敵なアクセサリーを付けていらっしゃるなぁと思っていました。「イヤリングは頭痛くなっちゃうのでネックレスと指輪くらいしかしないんですけどね。石見銀山で買ったシルバーのネックレス、形が独特で気に入っています」