8.生命環境学部 西田継准教授 & ポスドクM氏(続き)

2013-04-15

2013年4月号(Part 2)

「今月のCoの花さん」は、出産・育児・介護といったライフイベントと研究活動を両立してきた諸先輩方や、研究者としてのロールモデルをご紹介するコーナーです。

西田 継 准教授のご紹介

<専門分野>環境動態解析(Environmental Dynamics Analysis)

<所属>大学院医学工学総合研究部 国際流域環境研究センター教育担当:生命環境学部 環境科学科、国際流域環境科学特別教育プログラム、博士課程国際流域総合水管理特別コース

 

前回は、若き研究者Mさんが結婚に対して哲学的に考えている“モヤモヤ”に対し、西田さんのアドバイスで少し解消できたようでした。今回は、もう少し現実的な結婚・家族について伺ってみました。

 

●現実的なところで、西田さんは家事のお手伝いとかはしますか?

西田)料理、好きなんです。新婚当初は奥さんよりも私の方が遅出勤・早帰宅だったので、私が奥さんの弁当を作ったり、お見送りしたり。ただ、いまは奥さんが専業主婦をしてくれているのですっかり甘えるようになってしまい、洗濯物たたむくらいですが。。。

 

●家事ができる旦那様って、ステキです~!男性研究者からみて、世の女性研究者って、どのように映っていますか?

西田)すごいと思います。だって、もし自分が女性で、同じ状況で研究者という仕事していたとしたら、ぜったい倒れると思います(笑)

朝は家族の食事を作って、食べて、片づけて、洗濯干して、出勤して、研究して、研究して、研究して・・・それで帰りがけに買い物して、帰宅して、夕飯の支度をして、家族と団らんして、掃除して、・・・どう考えても時間足りないし、体力もいるんだろうなって思います。それをこなしている方々は尊敬に値しますよね。

 

●ホントに、一般的な兼業主婦のタフさに加えて、長時間勤務となりやすい研究者は尚のこと・・・(風○先生の顔が脳裏をよぎる・・・)

でもそんな大変さを思いやっているのは、西田さんが家事の労力をご存じだからこそですね。当時、仕事と家庭のバランスをとるコツみたいなものはありましたか?

西田)まあ、単純に家にいる時間が多い方、つまり私がやれるだけの家事をしていた、というだけですけどね。もし二人とも長時間勤務同士だったら、どうなっていたでしょうね。

 

●もともと、家事はお好きな方でしたか?

西田)嫌いではないですよ。あまり深く考えていませんでしたけど、仕事を頑張っている奥さんが大好きだったし、そんな奥さんが自分と結婚してくれただけで嬉しかったので、自分ができることは精一杯やろうというような思いでした。

 

●素敵なご夫婦関係ですね~♪ お子さんもいらっしゃいますよね。ご自分では、どんなお父さんだと思いますか?

西田)弱いお父さんです。

 

●・・・?!?!

西田)いつも、お母さんに怒られているお父さん、というように見られているんじゃないかと思っています(笑)

●怒られるんですか?!どうして、そんなに怒られちゃうんですか?

西田)なんででしょうねぇ・・・息子に対して、私はどうしても相手をしたくて、というか、相手をして欲しくていろいろと質問責めにしたり、ちょっかいを出したりしてしまうんですね。そうすると、奥さんに怒られるんです、中学生にもなる息子にそんなベタベタしたがってはいけません、って。

M)じゃあ、ちょっと寂しいのでは?

西田)いや、実は嬉しいのかも。

M)・・・“嬉しい”???

西田)そう。嬉しい。「そうか、彼ももう大人になるんだな」と思えて、嬉しいなって。

M)ちょっかいだせなくなっちゃって、ちょっと距離をとらなきゃならないのに、“嬉しい”。・・・そんな風に感じるなんて意外です。たしかに、そういう気持ちって、一人身だと味わえない複雑な感情ですね。

 

●お、Mさんは家族を持つことの魅力を見出し始めましたね。では西田さん、ご自分はどんな夫だと思いますか?

西田)ダメ亭主だと思います。

 

●・・・・・・もしかして、怒られてばかりだから?

西田)怒られもするし、何より、迷惑ばかりかけている。

 

●どんな迷惑を?!

西田)ちょっと前まで、仕事人間だったんです。休日も出勤するか、家に仕事持ち帰るかで。

 

●あ~それはよくないと思います。奥様を代弁するわけではないですが、仕事と家庭って、ちゃんとスイッチ切り替えるようにして欲しいです。

西田)そう。そうなんですよね。ダメ亭主でしょ(笑)。

そんなことに、ちょっと前に気づく機会があって、猛省したんです。ずっと迷惑ばかりかけていたなって。それで、生活を改めたんですよ。極力定刻で帰宅して、休日も仕事持ち帰らないようにしてたんですが、このところまた。。。ただ、明るく過ごせるようにとスポーツを始めたんですが、これは続いてます。

 

●改善しようという気持ちがあるだけで一歩前進、良かったです(笑)。スポーツは何を?

西田)平日の昼休みに週2回ほど、学内有志でサッカーをしているんです。学部とか教員、職員、学生も関係なく、やりたい人がグラウンドに集まってきて、わ~ってサッカーするんです。すっかりはまってしまって、週2回が楽しみでしかたないんですよ。

 

●健康的ですね!ちなみに、そのサッカーは女性も入れてもらえます?

西田)もちろん!女性の参加者もいます。グラウンドに行けば誰でも勝手にプレーしていいんですよ。

実は、これのおかげで業務にも良い効果がありましてね。一緒にサッカーすることでコミュニケーションが円滑になったんです。その昔の‘呑みニケーション’にとって代わるようなものでしょうかね。いつものメンバーもいれば、それ以外の人も、みんな単純に楽しくサッカーするだけなんですけど、今日はあの人いないな、そうか出張か、なんて確認できたりもして。おかげで、職場のチーム力も一段上がった気がしてます。

M)そうそう、目と目を合わせるだけで、何をして欲しいかがわかるようになったり(笑)

●ひゃあ~親密過ぎ!せめて会話しましょうよ(笑)

 

さて、今日はなんだか哲学的な話から、現実的な様子からいろいろとお話いただいてありがとうございました!

なんか笑ってばかりだったように思いますが、お二人はいかがでしたか?

M)今日はなんか、意外にも(?)有意義な話をさせてもらって、よかったです。

西田)Mさんとこんな話をしたことなかったけど、お酒を飲まずしてこんな話ができるとは、面白い機会でした。

・・・でもこんなんで、記事になります?(笑)

●あぁぁぁぁ、はい(汗)お気遣いありがとうございます。頑張ってみます!

 

よくよく考えれば、職場でお酒なしで結婚観を語る機会なんて、フツーないですよね(笑)。

でも、とっても愛の溢れる素敵なご家庭を築いている西田さんと、そんな素敵な家庭を築こうと少し具体的に考えることができた様子のMさん。

お二人のお話に参加できた私もとても楽しい時間を過ごさせていただきました! ありがとうございました♪

 

実は、Mさんから後日、嬉しいコメントが。

「インタビューを通じて、こういう風に男性の感覚を変えることも一つの女性支援となるのでは、と感じました。」

インタビュアー冥利につきます(感激!) Mさんありがとう(^^)/~