26.梨大医学部助産学 小林康江教授(続き)

2014-01-15

今月のCoの花さん 1月号(Part2)

「今月のCoの花さん」は、出産・育児・介護といったライフイベントと研究活動を両立してきた諸先輩方や、研究者としてのロールモデルをご紹介するコーナーです。

前回に引き続き、梨大医学部の母性看護・助産学教授 小林康江先生です。小林先生は「理系女性のキャリア形成科目」という授業でH25年7月19日に講義をしていただきました。

◎小林康江先生のご紹介

所属:山梨大学大学院医学工学総合研究部 母性看護・助産学

職歴概要:1987年聖路加看護大学看護学部看護学科卒業後、助産師として7年間病院に勤務。その後、看護大学にて助手や講師を務め、現在は山梨大学大学院の教授を務める。

●看護学校時代、助産師選択を何気なくしておいたら、そのまま助産師への道を進むことになったという小林先生ですが、その後、助産師からどうやって大学の教授になったのでしょうか?

 大学を卒業して、7年程病院で助産師として勤務していましたが、当時は国内に看護系大学が多く新設された時代で、そんな時代の流れから私にも話があり、4年間助手という立場で兵庫県の看護大学に勤務することになりました。

●さらりとおっしゃいましたが、7年務めた仕事からの転職ってちょっと勇気が要ったんではないですか?

 う~ん、そうですね、まあ少しは(笑)。たしかに、そのときは、外来の看護に関心があり、教員という働き方は全く頭になく、そんな私に話が来ること自体、驚きました。 でもそれが逆に、私にとって想定外の話が舞い込んだのなら、やってみようかな、と思えてきて。

 

●へぇ~?!とても意外です!でもきっと、そのお仕事があっていたんですね・・・って、前回と同じこと言ってしまいましたよ!どうやら先生は、何かに導かれているような感じです。

 自分でもそう思います(笑) すごく狙っていったり、自分から掴みにいったりしていないんですけど、いつの間にかこうなっているようなところがあります。

●その後、どうやって山梨大学の教授になったのでしょう?

 助手を4年で退職し、大学院に入り修士をとりました。修了後、山梨の県立看護大で講師を務め、その後山梨大学で助教授をしながら東京の大学院で博士課程を修了したタイミングで山梨大学の教授になりました。

●助教授しながら大学院生していたんですか?!

 そうなんですよ。梨大での授業や実習で教えながらも東京に通っていて。実は博士課程を修了するのに5年かかり、コースワークから論文を提出するまで本当に大変でした。でも仲間にたくさん助けてもらって、励ましてもらって、なんとか乗り越えられました。いや~仲間って、本当に大事だな~~って、本当にそう思いましたね。

●やっぱり気持ちを支えてくれる人の存在って大切ですよね。ステキです♪ 助手から数えればだいぶ長い間、教える側のお仕事をされてきましたが、振り返って今のお仕事についてはどう思いますか?

 「宿命と運命」の違いについて思うところがあって・・・難しい哲学を語るつもりはないんですが(笑)。「宿命」として私に与えられたのは「人に伝えて、人を育てる」ことなのかな、と。そして「運命」として私に与えられたのが「大学の教員」という職業だったのかな、と。。。たぶんね(照)

●かっこいい♪本当に運命的な経緯で教授の職に就いていらっしゃいますよね。先生の今後の目標はなんですか?

 いつも、「今のことを一生懸命すること」。これが私の目標なのです・・・・・・が!これが難しいんですよ! だって、今私は本当に一生懸命かしらって思っちゃう。これが私の一生懸命?ホントに?なんて、自問自答したりなんかして。永遠のテーマですっ!

●わ~、なるほどです。勉強になりますっ!では最後に、これから社会人になろうかという学生さんに一言ください。 

 一言・・・なんでしょうね、私が言えるようなことは何もないのですが、でも私のこれまでを参考にするなら、「逆らわずに生きてみましょう」とでも言いましょうか。私自身、なんとなく目の前にある指し示された方向に歩いてきたら今に至ったように思います。ですから、もちろん強い意志を持って突き進むのもいいんですけど、あまり頑なになりすぎず、自然と目の前にある進める方へ歩くっていう道もありかな、と思います。

●導かれている先生ならではですね!今日はありがとうございました!

<おまけ>

●ところで、先生、あのぅ・・・今さらなんですけど、ずっと気になっていたことがあるんですが。

 どうしました?

●先生、経歴の年数を計算していくと、外見と年齢が合わないんですけど・・・?

 はい?年齢?今年で50歳になりますよ(^^) いつも幼くみられるので、たまに困ることもあるんですよ(笑)

●驚!!!その若さの秘訣って何ですか?!

 秘訣?そんなものないですよ。まったくお肌の手入れとか、何もしていませんから。 あ、だから、逆に「何もしない」のが秘訣かな(笑) あと、愛犬「こころ」がいつも癒してくれるのも、若さの秘訣♪