40.工学部応用化学科で、物理を勉強する理由とは?(続)

2014-06-04

前回に引き続き、工学部応用化学科の仲良し三人組のインタビューです。前回は県外から山梨に来たときの印象などを聞きました。そして今回は、応用化学科って、どんなことするの?ってことを教えてもらいました。

 

・さて、梨大工学部応用化学科のホームページによると、「化学における常識を習得し、「非」常識を探究し、「新」常識を実現せよ。」とあります。なんかかっこいいね(^^) 具体的には、学部・修士課程の一貫教育を基本としたカリキュラムになっているんだってね。このインタビューの直前もテストがあったそうだけど。

山梨大学工学部応用化学科のHPより

http://www.chem.yamanashi.ac.jp/chemistry.html

 

Nさん:そう。無機化学の簡易テスト、、、しくじった(泣)

 

Sさん:受験のときに物理を避けるため(?!)に化学分野に進んだはずだったのに、今になって物理に苦しめられるなんてね(苦笑)。

・え、どういうこと?化学分野で物理?

 

Gさん:これ、無機化学の教科書なんだけど・・・これが、応化の学生を苦しめる「シュレーディンガーの方程式」。電子の存在する確率を導く方程式なんだけど・・・これ物理でしょ?化学をわかりたければ物理がわからないとだめだってこと。

 

Nさん:私にとって、化学の胸キュンポイントは、なんでも化学で説明できる、ということ。例えば私達の身体も自然現象も物質も分子レベルまで突き詰めれば化学反応によって解明できる。それってすごい~っていうところが胸キュンポイント♪

 

Gさん:そう。大もとは同じ。その組み合わせと反応でいろんなものができている、ともいえる。そして、分子レベルの話になるといつのまにか物理現象の話になってるんだよね。

 

Sさん:生物の話は化学現象で説明することができて、化学の話は物理現象で説明することができて、物理の話は数学で説明することができるっていうことなんだって。ちなみに数学の話は哲学で説明することになるらしいんだけど、数学と哲学はその分野の人達にお任せするとして。。。つまり化学の話には物理がどうしても必要。さらに“応用”化学だから、物理分野との境目がはっきりしない部分まで踏み込むのは当然といえば当然。

 

Nさん:言われれば「なるほど」なんだけど、受験の時には知らなかったんだよねぇ。物理に苦手意識のある私としては、ツラい現実・・・

 

Gさん:世の中、科学は分野や科目できっちり分けることができないんだから、仕方ないよね。頑張ろうね、物理(笑)

 

・うむうむ、なるほど、な話だね。それにしても、世の中、物理が苦手って人が多いように感じるんだけど・・・みんなの学年は、60人中17人が女子なんだそうだけど、なんで化学分野とか生物系とかは女子が多めなのに、物理メインの機械工学科とか電気電子工学科とかになると女子率が減っちゃうんだと思う?

Gさん:もともと、男性と女性で脳のつくりに違いがあるって聞いたことあるなぁ。メカニックなことって男性の脳の方が得意なんだって。一方で女性の脳はどちらかというと生命に関わることとかに関心が強いとか。

 

Nさん:機械とかメカって、力仕事のイメージがどうしてもあるからじゃない?それに比べて化学って聞くと重くても試験管くらいでデスクワーク的なイメージがある。

 

Sさん:確かに、化学の分野で重量物は登場しないかも。あと、小・中学校の理科の授業って、生物や化学が多いような気がする。ちょっとした実験とか観察も結果がわかりやすいからなのかどうか知らないけど・・・

 

Gさん:そうだね。生物や化学って、小さい頃から親しんできたようなイメージがあって抵抗がなかったかも。でも物理的分野って、高校からようやく習ったような感じであんまり馴染みがないって感じ。

 

Nさん:それはあるかもね。少なくとも中学や高校の数学で挫折しなかった人で、かつメカニックなことが好きな人って絞り込まれると、どうしても女子が減っちゃうのかもしれないね

 

・なぁるほどね~。そういうことも考えられるね。とても勉強になったよ~ありがとう♪

3人とも、いよいよ実験実習が増えてくるんだそう。「忙しくなるけど、待ちに待った実験実習だからすごく楽しみ!」なんだって♪ それぞれにちゃんと自分の考えを持ち、自己分析もできている、本当に素敵で楽しい3人。また支援室にも遊びに来てね!