35.中国の教育もスゴかった!梨大生命工学専攻修士課程で学ぶ中国人留学生に聞く

2014-03-21

今回インタビューに答えてくれたのは、医学工学総合教育部生命工学専攻修士課程1年のIさん。(インタビューは、H25年11月に行いました)
中国からの留学生で、大学1年次から梨大で学んでいる学生さんです。中国の教育事情にビックリ! そして、Iさんの趣味にまたビックリ!! 最後まで盛りだくさんのインタビューでした。
早速インタビュースタートです。

‐‐生命工学専攻‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

生命現象を探索し、そのエネルギー・情報・物質の移動や変換等のメカニズムを解明してバイオテクノロジーに応用することは私たちの生活に大きなインパクトを与えます。生命機能や食品に関する高度な知識と最先端の技術を備えた人材を育成します。
本コースでは、微生物工学、細胞工学、遺伝子工学、分子生物学、生物有機化学などの基礎知識と最先端の実験技法を習得し、これらを活用した微生物、動物、植物細胞の機能開発や地球環境修復、エネルギーと食料の確保、食品の安全性・機能性の向上、健康増進など、広範な課題を解決する方法論を学びます。また、有用な微生物や動物・植物細胞の機能を探索し、特に「ものつくり」の観点からバイオ産業への応用を目指す研究を行います。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

●早速ですが、中国での教育に興味があります。どんな感じなのですか?

●中国の高校は、かなり大変だと思います。一般的には、2年次までに3年までの学習内容を終わらせます。3年次になったら、教科書の勉強ではなく、大学受験に向けた試験勉強を集中的にするためです。1年次から週末も自主勉強のために学校に行くので、3年間ほぼ休みなく勉強しました。3年次になると、朝6時から夜の7時、遅い時は10時くらいまで学校で勉強をするので、毎日3~4時間くらいしか眠れませんでしたね。
英語教育は幼稚園の時から始める場合が多いし、他の習い事も、小さい時から始める家が多いと思いますよ。

●中国は人口が多い国なので、高校の規模も大きそう!人数はどれくらいいるの?

●高校の時は、学年に600人はいましたね。1クラス60~70人です。日本と比べると、だいぶ多いのではないですか??^^

●中国の大学入試も、日本のセンター試験のようなシステムなの? 

●そうですね、同じような統一試験があります。でも、出題形式が少し違いますね。中国の場合は、統一問題の部分と、各省ごとに設ける出題部分があるんです。省ごとに教育のレベルに差があるので、それを補うためですね。それから、大学の合格ライン(合格点数)が、受験者の出身地によって変わってきます。大学のある地域の人が入りやすいように、その地域出身の受験者には合格ラインが低く設定されているんです。あと、教育レベルが高い地域の受験者も、合格ラインが低く設定されています。教育レベルが高いので、省ごとに出す問題自体が難しいんですね。その点が考慮されるので、合格ラインが少し低い設定なんです。

 

●中国の大学と日本の大学、違いますか?? 

●日本に来る前、中国の大学に約半年間通っていましたが、大きく違う点は講義数ですね。中国の大学には選択授業というものはなくて、全てが必修なんです。だから、講義時間も朝の8時から夜の8時まで。遅い時は10時くらいまであります。そのためか、中国の大学は基本的に全寮制なんです。一部屋に4人、多い時は10人、しかも4年間変わらずそのメンバーと過ごします。大学のある地域の出身者でも必ず寮に入って、家に帰れるのは週末のみ。でも、日曜日の夕方には点呼があるので、それまでには寮に帰ってこなければならないんです。厳しいですよね(笑)
あと、日本では講義ごとに指定された教材を買いますよね。しかも、結構高いじゃないですか。中国では授業料にすべて含まれているので、最初は驚きましたね。

●日本にはない、独特な必修科目ってありますか?

●科目というわけではないのですが、大学に入学して最初の1か月、軍隊から訓練を受けなければなりませんΣ(°д°lll)!!! 歩き方とか整列の仕方などなどみっちり訓練を受けます。規律を学ぶっていう意味合いがあるんですかね。実はこの訓練、高校1年の時も受けるんです。結構大変なんですよ。

 

 ●中国の大学に入学。その半年後に退学して日本留学を決めたきっかけは? 

●日本への留学は、高校生の頃から考えていました。親戚にもアメリカや日本に留学している人が多かったですし、留学というものが身近だったんです。それに、私が通っていた高校は、もともとアメリカで設立されたので、私の祖父の世代までは教師もみんなアメリカ人。そんな背景があるので、アメリカを含め、海外に留学する生徒が多い学校だったんです。私は、日本に留学しているいとこの影響で、高校3年生の時に日本に留学する事を決意して手続きを始めたんですが、中国政府から留学許可がおりるかどうかわからなくて。念のために中国の大学も受験して入学もしました。しばらくして許可が下りたので、晴れて留学となったわけなんです。

今回はここまで。
次回は、梨大に入学することになったきっかけや、Iさんの趣味(←マジ必見!)まで幅広くお伝えします!