47.社会人大学院生が「親子で楽しむアウトリーチコンサート」を企画中!

2014-10-05

今回は、大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻の、芸術文化コース2年の高木麻衣子さんと、同修士課程-教科教育専攻身体文化コース 2年の相良裕子さん。れっきとした大学院生なのですが、お二人ともママさんです。そしてなんと、お二人ともプロなんですよ!!

そんなプロ中のプロが現在山梨大学の社会人枠受験を経て、大学院生として在学しているのです。このコーナーでも何名かご紹介させていただいていますが、皆さんいろいろな目的があって在学していらっしゃいます。さて、今回のお二人の場合はどうなのでしょうか?

 

高木麻衣子さんのご紹介

所属:山梨大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻芸術文化コース2年

職歴等:現在、東京福祉大学非常勤講師、音大専門予備校東京ミューズアカデミー講師、及川音楽事務所所属、日本演奏連盟会員。

ブログ:「高木麻衣子の音楽life♪~

 

 

相良裕子さんのご紹介

所属:山梨大学大学院教育学研究科修士課程教科教育専攻身体文化コース2年

職歴:2001年~ 山梨放送アナウンサー、2006年よりフリーとなる

資格:サッカー4級審判、(財)日本体育協会公認スポーツリーダー、日本話しことば協会話しことば検定一級

ブログ:「裕々自適

 

 

・こんにちは!今回インタビューさせていただくにあたり、事前にプロフィールを拝見しました。お二人とも、本物のプロなんですね!まず、今回最もお聞きしたかったことは、なぜ大学院生になったのか、ということなんです。相良さんからお話いただいていいでしょうか?

相) はい。私の場合はフリーアナウンサーとしてもっとスキルアップしたいというのが目的です。アナウンサーってやっぱり得意となるものというかウリがないと、なかなか仕事を得られない職業なんです。それで私の場合はスポーツ分野が得意なので、ちゃんとした知識を身に着けようと思って大学院進学を決めました。

 

・ご自身もスポーツはされるんですか?

相) 学生時代はラクロスをやっていました。結構ホンキモードで(笑)早朝練習して、バイトして、夜は9時半には寝るような大学生活でした。

 

・スポーツ系の学校とか学部学科だったということですか?

相) いえいえ!法学部政治学科でした。ラクロスは部活です。実は、母が陸上のアスリートだったためかスポーツ好きな家庭に育ったものですから、私も小さい頃からスポーツをすることが当たり前のようなところがありましたし、やるからには徹底的に、みたいな気合当然なところもあって。あ、もちろん、ちゃんと勉強もしていましたよ!

 

・そうでしたか。体を動かしているのが好きなんですね。それにしても、ラクロスって、なんだか都会的な響き(笑)

相) 私の入部動機もちょっとかっこいいかな、なんていう軽い感じでした(笑) 始めてみたら、スポーツとしてはもちろんですが、ステキな仲間や多くの先輩の魅力にすっかりはまってしまって。苦楽を共にした仲間たちとは、いまだにとても良い付き合いが続いていますし、母校のラクロス部はアナウンサーになった先輩も多くいたので、就活に役立つ情報やアドバイスももらうことができたんです。入部して、頑張って、そして卒業できたのが良かったなと思っています。

 

・そんなスポーツ好きなところはアナウンサー時代にも役立ったようですね?

相) そうなんですよ。おかげでスポーツに関わるコーナーやヴァンフォーレ甲府の中継担当なんていうのもやらせてもらいました。私はテレビ局のアナウンサーからフリーになって8年になるんですが、その間に結婚や出産を経験しました。今は育児の傍ら通学し、また少しずつ仕事に力を入れていきたいなと考えています。それで、子どもの能力・体力開発や長寿健康に関することを研究して、それをアナウンサーとして皆さんにお話しできるようになりたいんです。

 

・なるほど~それで大学院生になったんですね。大学院生としての生活はどうですか?

相) 大変です!入学前は正直、こんなに勉強するんだって知らなかったんです(笑) 研究テーマに関する実験とかだけするのかと思っていたら、結構授業もあるんですよね。でもそのおかげで高木さんと友達になれたんですよ!

高) そうそう。大学院生の共通科目で(^^)。少人数でディスカッション形式の授業だったので、歳も近く、育児中であることも似た境遇だったのですっかり意気投合したんです。

 

・そうだったんですか。高木さんはどうして梨大の大学院に入ったんですか?

高) 私はアウトリーチコンサートというものを研究したくてこの大学に来ました。私自身、プロのピアニストとして演奏活動をしながら、非常勤ですが大学や専門学校でピアノの指導をしています。そうやって、世間に演奏家を送り出す立場なんですけど、実は世間には演奏家って意外と多いんですよ。でも演奏家は、演奏技術は教わるけど、その技術の”使い方”はほとんど教えてもらっていないんです。せっかく素晴らしい演奏ができるのに、それを聴いてもらえないなんてもったいない。そこで、アウトリーチコンサートという、コンサート手法を研究する必要があると思ったんです。

 

・アウトリーチコンサート、とは?

高) アウトリーチ、つまり「手を差し伸べる」コンサートという意味で、聴衆主体の、聴衆に楽しんでもらうためのコンサートです。具体的な例とすると、演奏会場に自力で来られないご高齢の方や身体障がい、知的障がいの方のために訪問コンサートを開くのもその一環ですし、幼稚園や保育園で演奏するというのも含まれます。そして、聴いてくれる方々のための演奏なので、聴衆が楽しめる選曲だったり、進行の工夫だったりといったことを考慮するものなんです。

 

・なるほど。音楽鑑賞って無縁の人にとってはちょっと敷居が高い感じがするんですが、聴く人に合わせてもらえれば、気軽に聴いてみたくなりますね。

高) そうですよね。もっといろいろな方に演奏を聴いてもらう機会が増える、っていうことはつまり、演奏家にとっても演奏するチャンスを増やすことになるんです。ですから、若手演奏家のためにもアウトリーチコンサートに関する研究をしたいと思ったんです。そして今年11月に卒業修士論文のための演奏会を企画しているんです。親子が一緒に楽しむコンサート。題して「子供から大人まで心に響くコンサート!~歌と音楽絵本「ピーターと狼」~」。ここで絵本の朗読を相良さんにお願いしているんですよ。

 

・おお!演奏のみならず、朗読も“本物”!プロが揃うなら、聴きに行くしかないですね!

高) 更に、声楽のプロも参加するんですよ。0歳~2歳までは膝上観賞に限り無料にする予定です。本物の歌声やピアノ、朗読などを鑑賞したらお子さんはどんな反応するのかって考えるとワクワクしてきますね。このコンサートのアンケートを基に修士論文を発表して、将来の音楽界と社会、とりわけ音楽教育の分野に貢献できるものにしたいと考えています。

 

・2歳までの子どもをクラシック系コンサートに連れていけるって、すごく希少な機会ですね!(^^) さてさて次回は大学院生の生活とコンサート直前のお気持ち等を伺います!お楽しみに!

< ♪ コンサート情報 ♪ >

このコンサートに関するお問合せ・・・メール:musica-familiare@outlook.jp 

                                                              電話:090-9859-7963(高木)