33.大手食品メーカー内定!修士2年リケジョの就活

2014-02-21

今回インタビューに答えてくれたのは、医学工学総合教育部生命工学専攻修士課程2年のMさん。4月から大手食品メーカーでの就職が決定したリケジョです。学部~修士までの勉強の事、就活の事、これからの事、恋愛の事、色々と伺いました。 

早速インタビュースタートです。

 

‐‐生命工学専攻‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 

生命現象を探索し、そのエネルギー・情報・物質の移動や変換等のメカニズムを解明してバイオテクノロジーに応用することは私たちの生活に大きなインパクトを与えます。生命機能や食品に関する高度な知識と最先端の技術を備えた人材を育成します。

本コースでは、微生物工学、細胞工学、遺伝子工学、分子生物学、生物有機化学などの基礎知識と最先端の実験技法を習得し、これらを活用した微生物、動物、植物細胞の機能開発や地球環境修復、エネルギーと食料の確保、食品の安全性・機能性の向上、健康増進など、広範な課題を解決する方法論を学びます。また、有用な微生物や動物・植物細胞の機能を探索し、特に「ものつくり」の観点からバイオ産業への応用を目指す研究を行います。 

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●修士課程から梨大に来られたんですね。なぜ大学院進学を?

 ●神奈川にある大学の農学部生命科学科で、代謝や遺伝子について勉強しました。昔から研究が大好きで研究をしたかったんですが、学部生では基本的に4年生で研究室に入れるので、実質1年くらいしか研究できないんですよね。自分が思い描いていたような知識とか経験が得られていない気がして、もっと研究をしたい!と思って進学を決意しました。元々山梨が地元なので、こちらに戻って勉強する事にしたんです。

  

●大学3年次の就活。大学で学んだ事を活かせました? 

●当時、私が目指していた分野では、就活していた学生のほとんどが修士課程の学生だったように思います。実際、私が面接を受けても、『研究』とかその成果について何も語れなかったんです。学部3年では、事実、難しい事ですよね、経験がないですから。研究をしたくて大学に入ったのに、就活をする時(大学3年次)にはまだ経験もないし、経験がなければそれを活かせる職業に就くのは難しいし。何のために大学に来たんだろう…って凹んだりもしましたね。そんな事もあって、大学院進学の気持ちが大きくなったと思います。

 

●大学から修士、どんな研究をしているの? 

●大学4年の時の研究対象は放線菌でした。
※放線菌:抗生物質や酵素タンパク質などの菌体外分泌能力が高いことから、医薬品や化粧品、食品などのあらゆるところで重要な役割を果たしている。
菌は自然界から取れるんですが、氷山や富士山など、気温の低い場所から取った物に限定して、抗生物質生産菌や紫外線耐性菌について調べました。分離元が珍しいですし、標高が高い場所のサンプルですから、紫外線耐性も強いのではないか、という発想です。抗生物質生産菌は200種くらい見つかりました。(紫外線耐性菌があるかどうか、どうやって調べるの?)一つ一つに紫外線を当てて調べていくんですよ。こちらは1種類しか発見できなかったんですが、抗がん剤に似た構造式を持つ菌もあって面白かったです。
修士課程では、微生物の分類について研究しました。微生物の分類にはまだ曖昧なところがあって、なので、遺伝子レベルで分類する方法を研究しました。

 

 ●修士課程に進学すると、忙しくて生活が一変しちゃう? 

●そんなことはいですよ! 4年生になると、講義ではなくて実験メインになるし、勿論研究室や自分の研究テーマにもよると思いますが、私は自分のペースで予定を組めるので、ちゃんと休んでます(笑)

 

●私達が行っている女性研究者サポーター制度で、CA(キャリアアシスタント)として研究者をサポートしてくださいました。CAとしての経験は如何でしたか?
※女性研究者サポーター制度:CAとして、ライフイベントに直面している女性研究者の研究実験補助等を行い、サポートする制度 

●本当に良い経験ができたと思います。
自分が所属している研究室以外の研究室を経験できる機会はなかなかないんですね。研究室によって実験のアプローチも違うし、新しいものの見方を得られた貴重な経験でした。研究者の仕事を間近で見れて、しかも体験できて、「研究」というものを改めて振り返れたし、私自身のスキルアップにもなったと思います。 

それから、自分が働いた時の未来を想像する参考にもなりましたね。家庭(子育て)と仕事(研究活動)を両立している姿を見て、自分自身の未来をより具体的に考える事が出来ました。私がサポートについた先生からは、ご家族がサポートしてくれている環境が窺えて、私も、将来的には、家族のサポートをもらいながら働けるかな?って想像しましたね。

実は、Mさんは、このCA(キャリアアシスタント)としての活動で、テレビ取材を受けているんです!https://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20130212.html

 

 

今回はここまで。
次回はリケジョの就職活動についてお聞きします!